オフィスコーデ40代からの新常識

ビジネスシーンでの身だしなみは、年代を重ねるほど周囲からの視線も厳しくなるものです。特に40代は管理職として部下の見本となる立場であることも多く、さらに気を配る必要があります。

今回は40代からのオフィスコーデについて、押さえておきたいポイントをご紹介します。

■スーツ選びの基本
40代のビジネススーツは、生地の質感と着心地にこだわりましょう。安価なポリエステル素材は避け、ウール100%もしくはウール混紡の上質な素材を選択することをお勧めします。ネイビーやグレーを基調としたシックなカラーは、落ち着きと品格を演出してくれます。

■シャツとネクタイの組み合わせ
シャツは白を基本に、淡いブルーやピンクなどを取り入れることで、表情豊かなコーディネートが可能です。ネクタイは派手な柄物は避け、シルク素材のソリッドやストライプなど、上品な印象のものを選びましょう。

■小物使いのポイント
革小物は年齢相応の高級感があるものを。特に腕時計とビジネスバッグは、第一印象を大きく左じ右します。ブラックやダークブラウンの本革アイテムは、長く使えて信頼感も演出できます。

■着こなしの注意点
・スーツのサイズ感は体型に合わせて適宜見直す
・シワやほつれがないか毎日チェック
・靴は磨きこみ、清潔感を保つ
・ベルトと靴の色を合わせる

■季節感への配慮
夏場はクールビズ対応もありますが、だらしない印象にならないよう気をつけましょう。ノーネクタイでも襟元はきっちりと整え、アイロンがけも丁寧に。

■体型カバーのテクニック
40代になると気になる体型変化。ジャケットは少しゆとりのあるものを選び、縦長のラインを意識したコーディネートで、すっきりとした印象に。

■メンテナンスの重要性
定期的なクリーニングや防虫対策は欠かせません。特にスーツは高額な買い物なので、長く良い状態で着用できるよう、丁寧なケアを心がけましょう。

■カジュアルデーの対応
ビジネスカジュアルが許容される職場でも、40代は若手社員より保守的な装いを心がけましょう。ジャケパンスタイルなら、ネイビーブレザーとグレースラックスの組み合わせが無難です。

プロフェッショナルとしての品格を保ちながら、TPOに応じた装いができることが、40代のビジネスパーソンには求められます。清潔感があり、かつ信頼感のある着こなしを意識することで、ビジネスシーンでの好印象をキープできるでしょう。

コーディネートに迷ったときは、シンプル・ベーシックを基本に考えることをお勧めします。派手さや個性を追求するよりも、品格と清潔感を重視した装いが、40代には相応しいといえるでしょう。